法輪功の弾圧を告発しているカナダ人権弁護士マタス氏初来日では、古賀氏の肝いりで都議会・会議室で講演が持たれた(ネットから)
都議会議員
(故)古賀俊昭氏 (同氏サイトから)
 部族民通信ホームページ   開設元年6月10日 投稿2020年3月15日
 
ボロロ族酋長 
悲しき熱帯より
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サイト投稿者
渡来部須万男  
   都議会議員古賀俊昭氏の告発 法輪功実践者への臓器狩り
 氏を悼む
 (物語、読み切り) 2020年3月15日投稿
 
  (渡来部須万男の投稿) 

東京都議会議員古賀俊昭氏(自民党所属、日野市選出)39日(令和2年、2020年)に永眠なされた。享年72歳、筆をとる者(渡来部須万男)と同年代である。個人の思い出を書きつづり氏のご冥福を祈りたい。

 

故人には七生養護学校性教育批判裁判(2013年結審)のエピソードが語られる。ネットにおいても多く紹介されているので、渡来部からは一言「裁判には負けたが人倫には勝利した」(本人の弁)のみを紹介して、皆様が知らない一面を。

 

カナダ人権弁護士マタス氏は、中国オルドスの強制収容所で拘束されている法輪功信者に実行されている、「臓器狩り」を告発している。日本の関与も認められるので、世論の啓発を目的に20139月に来日した。日本の関与とは「移植技術の研修」「拒否反応の緩和薬剤」に限られる。当事者には善意で協力したのであろうが、これら技術なしには「臓器狩り」は成立しない。善意の協力が法輪功拘束者を死に至らしめる仕組みに組み込まれた事実、さらに一衣帯水の隣国での現在進行形、これほど非道な行為が実践されている。これらを啓発したかった。

 

東京で講演会を開催する予定が立たない。

 

受け皿が出なかった。何しろ「生きている若者(法輪功実践者)をオルドスの刑務所から瀋陽軍隊病院に移動させ、生きたままベッドに縛り付け、腹を割いて心臓肝臓腎臓などと狩りとる。扉隔てた隣室に移植希望者がベッドで待つ」を骨子とする講演はあまりにもおぞましく、かつ反中国キャンペーンに結びつくので、国会議員は与党も野党も尻込みした。

 

市民人権派団体も手を挙げなかった。

 

古賀都議が受け入れを肝いりした。都議会会議室で開かれた。この講演内容は新唐人テレビ「マタス弁護士訪日報告、今なお続く中国の臓器狩り」表題のビデオがネット観覧出来る(201394日放映)古賀都議の挨拶では元気な姿を窺え、声も聞こえる。

 

氏の行動思想を推し量ると、

 

人倫である。

 

日本人が家庭、学校でまず受ける教育は「悪いことをしてはいけない」である。悪いこととは何か、他人に迷惑をかけるなに尽きる。法律は悪さを並べ、悪さの重さを刑期にはかるが、人はその必要を持たない。目の前に何かが起きたら、悪ければ制し良ければ助ける。

古賀議員はまさに目の前の悪さを制する人だった。

 

若者が生きたまま解剖され臓器を抜き取られる。悪いのは法輪功を信じた若者か、臓器を取る医師か、それを売りさばく中国共産党の政権側か。その周囲に住む人たちは有罪か無罪か。「臓器移植を安上がりにする」移植ツアーの参加者で若者の肝臓を買った老人は善か悪か。さらにはそれを事実と見知って沈黙する政治家、人権派は善か悪か。

 

ビデオ講演からも知ることが出来るが、これら事実を突きつけられたら、最悪はこの仕組みを成立させた人物であると日本人は決めつけられる。移植医師は次の悪かも知れない。しかしそれと知っても知らんふり、さらに中国共産党は悪いコトしないなどとうそぶいて、講演をはねつける団体にも悪は染みつく。

こうした悪は臓器狩り当事者よりは小さかろうが、やはり悪である。人倫で物事を決めない人たちにこびりつく悪の習性、悪の再生産であろう。

 

妥協を知らず、

失うを怖れず

人倫を貫いた。

 

同世代人として頼もしかったが永眠の報、ご冥福を祈ります。了

 
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